クールキャットの永遠の17歳ことハセダです。
思うに、長い間愛用したカバンというのは使っていた人の人生を映すものになるんじゃないかと思います。
1年、3年、5年、10年…
共に過ごした時間や愛情がカバンに変化をもたらすと言ってもけして大げさではない、そう思います。
先日ご来店されたお客様のタンカーリュックはまさにお客様の人生を映しだすカバンでした。
一目見た瞬間、私の全身をエレクトリックサンダー(パンチボタン連打)が貫く衝撃。
お話を伺ってみればなんと17年という長い年月使用されているという衝撃の事実。
17年という歳月を感じさせながらも非常に状態の良いその様は、ビンテージという言葉が相応しい美しさすら感じさせました。
あまりの素敵さに映画「野獣死すべし」の松田勇作よろしく狂ったようにシャッターを押しまくる私。
最高です!かっこいいです!エキサイト!
正直、自身のカバンを含めて長年使用されたタンカーやその他のシリーズを目にしてきましたがその中でも圧倒的かっこよさ!
私の携帯のカメラではそのかっこよさが1/10も伝わらないもどかしさに失禁しそうです。
さんざん喋りましたが皆様にもその17年物のタンカーリュックをご覧いただこうと思います。
括目ッ!
ポーターのタグも完全な形ではないにしろ残っているのは大切に使用された証でしょう。
金属パーツも変化が付きやすい素材ではありますが現れた経年変化は渋い!と言わずにはいられません。
内側のオレンジもなんとも言えない表情になっていますよね。
これは本当にかっこいい!
正直これは吉田カバンに飾られてても不思議ではない美しさ、奥ゆかしさ、趣です。
思うにこれはタンカーというシリーズの偉大さ、お客様のカバンへの愛情が相まって初めて表現されたものではないでしょうか。
使いやすさだけではない長年使用できる丈夫さなどの品質の高さを感じさせるカバン、それを大切に使うという愛情。
一つの物を十年以上使うということは意外に難しいと思うのですが、ただ使うだけでは現れない美しい経年変化も世の中にはあるんだなと痛感した一日でした。